8月31日(木)、大会は波乱を予想するかのように大雨の中開催された。
天候が荒れる中、大勢の参加者が100万円の賞金を目指し東京都調布市のアミノバイタルフィールドに集まった。
平日開催ということもあり、大学生中心の大会となったが、中には有給休暇を取得して参加している社会人もいた。

波乱で始まった大会

今回の優勝候補である前回大会優勝の「FC雑草」が初戦で敗退するというジャイアントキリングが発生。負けたらそこで終了の今回大会では、前回優勝者も大会から姿を消した。
前回PKチャンピオンシップ優勝者敗退

優勝チーム

そんな波乱の大会を見事制したのは、前回大会同様大学生で構成されたチームである「ベッキーと愉快な村上FC」だ。
第1回大会ではブロック決勝で敗退した悔しさから今回のリベンジを誓い、チームを再編成して臨んだ大会で初優勝という悲願を達成した。
彼らは総合力を見ても大会随一の実力のチームではあったが、GKのセーブ力とキッカーの精度が非常に高いチームで、シュートを枠外に外すシーンはほとんどないまま優勝を果たした。
第2回PKチャンピオンシップ優勝の瞬間

そして、優勝できなかったチームとの大きな差は、影の努力である。
それは各対戦相手の試合を録画し、試合までに分析と対策を講じ、少しでもセーブ率や決定率をあげる努力をしていたことである。
他のチームが休み時間に遊んでいる間、優勝を勝ち取った彼らは他チームを分析し、対策を練っていたのである。
まさに、優勝すべくして勝ち上がったチームだったのである。
そんな彼らに授与された優勝賞金100万円は7人で分配し、各自貯金や友達と一緒にショッピングで使い果たすなど目をキラキラさせながら話すしてくれた。しかし、そんな彼らの見据える先には、次回大会でも優勝し、大会初の2連覇を成し遂げるという目標に向いているようだった。

第2回PKチャンピオンシップ優勝チーム

PKチャンピオンシップから見られるチームの繋がり

今回大会に参加したチームを見ると、昔の高校の同級生と一緒に参加している大学生のチームが多く、高校の時に一緒に汗を流したメンバーと久しぶりにハラハラドキドキの感覚を味わうことを楽しみにしていたようだ。このようにPKチャンピオンシップは、懐かしいメンバーとまた何かに熱中できるきっかけにもなる非常に良いイベントと言えるのではないだろうか。
また、社会人では全く繋がりのないところから始まった地元チームでの参加が多く、有給休暇を取得してまでもそのメンバーで参加する地元チームの繋がりの強さを感じた。社会人になり、サッカーがしたいけどメンバーが集まらないという方は、地元のフットサルやサッカーのイベントに参加してこのような繋がりを形成するのも良いかもしれない。

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次回大会参加者へのアドバイス

やはり「対戦相手の分析」はPK大会を勝ち上がる上で重要な要因となる。
なぜなら、キッカーの中には蹴る方向を決めている参加者やGKも飛ぶ方向を事前に決めている選手が多く、それを分析することでより勝率を上げることができるからだ。また、対戦相手によっては挑発や奇妙な行動を取るプレーヤーもいるため、対戦時に初めて見るようでは精神的に左右される可能性があるので、事前にどのような相手でどういうことをしてくるのか把握しておくことは必要であろう。

第3回大会はどんなドラマが巻き起こるのか、大会初の連覇は果たして達成されるのか、第2回大会の興奮冷めやらぬ今から非常に楽しみである。

第2回PKチャンピオンシップ全員集合写真

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