スタンドにはレスターファンによるラリエリ監督への感謝の言葉が数カ所見えた。
試合はチームが混迷を極めていたレスターがチームの現状とは真逆に昨季の優勝を思い出すかのような素晴らしいプレーを繰り広げていた。特にFWジェイミー・ヴァーディーは持ち前のスピードでリバープールのDFラインを一人でかき回す。その他のレスターメンバーも闘志が感じられ、終始リヴァプールを黙らせていた。
この復活劇を見ていたサッカーファンは鳥肌が立つ人も多かったのではないでしょうか。
【スコア】
レスター3−1リヴァプール
【レスター】
スタメン: Schmeichel, Simpson, Morgan, Huth, Fuchs, Drinkwater, Ndidi, Mahrez, Okazaki, Albrighton, Vardy
サブ: Chilwell, King, Amartey, Slimani, Zieler, Gray, Ulloa
【リヴァプール】
スタメン: Mignolet, Clyne, Matip, Lucas, Milner, Can, Wijnaldum, Lallana, Mane, Coutinho, Firmino
サブ: Karius, Moreno, Klavan, Stewart, Alexander-Arnold, Origi, Woodburn
【ハイライト動画】
前半は終始レスターペースにて試合が進む。
レスターはFWヴァーディに1度当てそこからの展開でゴールを狙う。
それが当たり、28分、リヴァプールのパスをカットしたレスターがヴァーディーにスルーパスをし、そのまま、ゴールに押し込む。レスターは狙っていたカウンターの展開から待望の先制点を決める。
その後もヴァーディを中心にリヴァプールゴールに迫るが中々ゴールが奪えない。
すると、39分、ドリンクウォーターが右からのセンタリングのこぼれ球をロングシュートでゴールに突き刺す。今日のレスターは全てが上手くいく。
そして、前半は終了。リヴァプールもチャンスはあったものの、レスターGKシュマイケルを中心とした一体感のあるレスターの堅守の前ではチャンスと感じられなかった。
後半はリヴァプールペースで特にコウチーニョが目立っていた。レスターはお得意芸であるヴァーディーを中心としたカウンターを狙っていた。
すると60分、レスターが左から美しく崩すと綺麗なセンタリングはヴァーディーの頭に正確に行き、ヴァーディーがヘディングで試合を決める3点目を決める。
その後はリヴァプールペースで試合が進む。
レスターは集中した守備を見せるも、68分に左からリヴァプールの華麗なパスワークに崩され、最後はコウチーニョが鮮やかに決める。
点を決められた後、日本代表岡崎慎司はアマーティと交代。ゴール・アシストはできなかったものの、前線の守備とカウンターでのパスでは活躍。今後の課題としては、相棒のヴァーディが孤立する場面が多く、もう少し補助できたら先発フル出場が確定されるのではないかと思う。
試合はその後、レスターが守りきり、3-1で強いレスターが復活した。
ラリエリ監督いなくなってもう終わりと言わせんばかりの選手達の闘志と危機感が伝わってきた。
これはチャンピオンズリーグでのセカンドレグで巻き返しできる可能性もあるのではないかと思う。
今後のレスターのさらなる活躍に期待を寄せるとともにこの素晴らしい試合を見れたことにサッカーファンとして感謝をしたい。