22日にチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグの試合が行われ、セビージャのホームでレスターと対戦。岡崎が所属しているレスターは1-2の敗戦を喫しているものの、最後にヴァーディーが1点を決めたことで、2ndレグに望みをつないでいる。セカンドレグは3月14日にレスターのホームで行われる。

レスター対セビージャ ハイライト動画

【スコア】
セビージャ 2-1 レスター

【得点者】
26分 1-0 サラビア(セビージャ)
62分 2-0 コレア(セビージャ)
73分 2-1 ヴァーディー(レスター)

昨年プレミアリーグ王者のレスターは、グループGを首位で通過もリーグ戦では降格圏一歩手前の17位と低調なシーズンとなっている。一方、セビージャはグループHを2位で突破し、リーガでは3位につけている。セビージャは1月にインテルから加入したFWステヴァン・ヨヴェティッチが先発。レスターはFWジェイミー・ヴァーディとMFリヤド・マフレズが2トップを組み、当初先発予想だった岡崎慎司はベンチスタートとなった。

最初のチャンスは4分、セビージャの右サイドのパブロ・サラビアが左足でシュートを狙ったが、ゴールの枠を外した。14分、ペナルティエリア内でこぼれた球に反応したセビージャのホアキン・コレアがレスターのウェズ・モーガンに倒され、セビージャがペナルティキック(PK)を獲得する。倒されたコレアが自らキッカーを務めたが、レスターのGKカスパー・シュマイケルがセーブし、レスターの危機を守護神が救う。

22分にはセビージャは右サイドからパスを受けたセルヒオ・エスクデロが鋭いミドルシュートを放ったが、ここもレスターの守護神GKシュマイケルがセーブ。
 度なる危機をシュマイケルの好セーブにより救われていたが、25分、セビージャが左サイドでパスをつなぐと、エスクデロのクロスから最後は走り込んだサラビアが先制ゴール。
 前半はセビージャが主導権を握ったが、追加点はなく終了。

セビージャは後半開始直後も度々チャンスを作る。エリア内左の角度がないところからビトーロがシュートを狙ったが、ここは惜しくも左ポストを直撃し追加点を奪えず。
 しかし、62分、ロングボールを前線で受けた新加入のヨヴェティッチがエリア内でターンして左へパス。これを受けたコレアがシュートを沈め、セビージャが待望の追加点を奪った。コレアはこのゴールでPKの失敗を取り返した。

ここまで防戦一方であったレスターは73分にダニー・ドリンクウォーターが左サイドからクロスを入れると、ヴァーディがシュートし、アウェイで意地の1点を返した。レスターにとってはセカンドレグに望みをつなぐ貴重なアウェーゴールとなった。直近得点を決められていないヴァーディにとっても昨年12月10日のマンチェスター・C戦以来の得点だった。

このまま試合は2-1でタイムアップ。セビージャがファーストレグを制した。なお、日本代表の岡崎慎司にこの試合での出場機会はなかった。