5月が終わり、国際マッチウィークに入りました。
清水エスパルスはルヴァン杯で1勝したものの、
リーグ戦では1勝もできませんでした。

内容が悪い時はもちろん勝てない。
しかし良い時も勝ち切れない。
そんな悪い雰囲気が漂っています。

今回は、内容がよかったにも関わらず勝ち点を得られなかった
横浜F・マリノス戦を題材に課題を探っていきたいと思います。

マリノス戦を簡単に要約すると、
「試合を支配したのに勝てなかった」試合です。
何より齋藤学が不在でしたし、
バブンスキーもスタメンも外れていました。
なぜこんな展開になってしまったのでしょうか。

スタッツを見てみましょう。

チャンスビルディングポイント 135-124
シュート           23-8
ボール支配率         53.7-46.3

内容は明らかに勝っています。
しかし、結果は1ー3の敗北。

シュートCBPに大きな差が出ています。
清水が-2.80(今季平均0.19)に対して、
マリノスが7.51(今季平均0.88)です。

簡単に言えば、決定力が無いのです。

確かに、この試合は相手の得点シーンについては
不運だったかもしれません。特に2点目。


しかし、決め切れるところについては、
しっかり決めないといけません。
テセも決める時は決めてくれますが、
この試合については・・・

スタッツだけ見ると悪くないんです。
チャンスビルディングポイントも中位くらい。
意外ですが守備ポイントは真ん中より上です。
そして2年前と違い、走れるチームになりました。

でも勝てない。
神は細部に宿ると言いますが、
決定力、守備の最後のところでの寄せ、
私が言わなくても小林監督はよくわかっているでしょう。

6/10には広島とのサテライトリーグがありました。
国際マッチウィーク期間でリーグ戦が無かったので、
清水は主力を投入しました。
小林監督の決意を感じます。

来週はアウェーでセレッソ大阪戦です。
リーグ戦ではまだ県外で負けていません。
何としても勝利を掴んで帰ることを期待します。